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江戸しぐさを身につけるコツ

   

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江戸しぐさってご存じですか?かつて江戸時代に流行したこの「江戸しぐさ」とは、どんなものか?最近になって、対人関係の手段の一つとして注目される江戸しぐさは、相手に対する気遣いを尊重する思いやりの心。その起源は江戸しぐさという名前の通り、江戸時代にさかのぼります。お互いに相手を思いやり、安心して暮らすための心遣いである、江戸しぐさ。そんな江戸しぐさの成り立ちや、現代の生活で江戸しぐさを身につけるにはどうしたらいいか?などを伝えたいと思います。

江戸しぐさとは?その成り立ち

江戸しぐさとは、かつて江戸時代に江戸の街でできあがった、社会生活を送る上での江戸町民同士のマナーでした。江戸時代に人口が流入した結果、江戸しぐさは、多くの人でにぎわう江戸の街において、それぞれの人々が生活しやすい様に、相手に配慮した生活スタイルでした。そんな江戸しぐさは現代にも息づいていますが、そのいくつかを紹介していきましょう。たとえば、以下の様な「傘かしげ」や「肩引き・カニ歩き」、「こぶし腰浮かせ」などが代表的な江戸しぐさといえます。

傘かしげに肩引き、カニ歩き、こぶし腰浮かせ・・・

「傘かしげ」とは、その字からも分かる様に、傘をかしげるということ。これは雨の日において、江戸の街の細い路地をお互いがすれ違う際に、お互いの傘を外側にかしげて傘同士がぶつからない様にするという江戸しぐさです。これは傘がぶつからないという意味もありますが、お互いがその瞬間だけ傘をかしげることで、なるべく雨に濡れないですむという配慮でもありました。今でも見かけることがありますが、お互いを尊重した素敵な気遣いですね。

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また、江戸の下町や京都の路地もそうですが、道幅が本当に狭いもの。それこそ人一人が通るのがやっとという様な路地も少なくなかったといいます。そんな路地の途中で人と出会った際には、すれ違いざまにお互いが肩を引くことでお互いの通行を邪魔しない配慮がありました。これを「肩引き」といい、江戸しぐさの一つとして有名でした。また、お互いの肩を引いただけでは通れないくらいの路地では、お互いが完全に横になって顔と顔を合わせる様な通り方をするときもありました。こういった江戸しぐさのことを「蟹歩き」といって江戸町民の常識的なマナーになっていました。

他にも、こぶし腰浮かせというという江戸しぐさもあります。これは江戸時代の渡し舟においての江戸しぐさであり、船内の座席をどう座るかという江戸しぐさのこと。渡し船というのはいわゆるボートの様なものですから、大変狭い船でした。そんな狭い船内にたくさんの人が座る場合、先に座っている人は順番に腰を浮かしこぶし一つ分つめて席を空け譲り合うという暗黙の了解があったのです。互いを尊重し合うための、江戸時代の粋なマナーといえますね。

江戸しぐさは相手への思いやり

以上の様な、「傘かしげ」や「肩引き・カニ歩き」、「こぶし腰浮かせ」・・・これらの江戸しぐさは、まさに江戸町民同士が互いに生活しやすくするためのマナーであり、お互いがよりよい社会生活を送るための暗黙のルールだったのです。時代は変わって江戸が東京と呼ばれる現代に置いて、この江戸しぐさを今によみがえらせたいものですね。

江戸しぐさについて、おわりに

いかがだったでしょうか?江戸しぐさについて簡単ではありますが、まとめてみました。江戸しぐさの根底にあるのは互いの思いやり。お互いがお互いを思いやり、安心して暮らすための心遣いとしての江戸しぐさ。江戸しぐさがどうして江戸時代にできあがったのかという成り立ちや、そんな江戸しぐさにはどんなものがあるかをお伝えしました。以上、参考になれば幸いです。

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