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カーボンニュートラルとは

   

carbonnutral

カーボンニュートラルという言葉をご存知ですか?最近の環境意識の高まりに伴って聞かれるようになったカーボンニュートラルとは、簡単に言うと何らかの活動を行った際に結果的にCO2の排出量と吸収量が同一になるという概念のことを言います。これだけだとイマイチピンと来ないと思いますので、これから具体的にカーボンニュートラルについて説明していきます。

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カーボンニュートラルについての詳細

カーボンニュートラルの具体例としては、植物などの生物由来の燃料であるバイオマスの燃焼が挙げられます。バイオマスが燃焼するとCO2(二酸化炭素)が発生しますが、そのCO2は元々バイオマスになる前の植物が大気中からCO2を吸収したものですので、CO2の排出量と吸収量は同一となり、大気中のCO2の増減には影響を与えていません。このような性質のことをカーボンニュートラルと呼びます。ここ数年、世界的な環境意識の高まりから環境問題への積極的な取り組みをアピールする目的でカーボンニュートラル化を宣言する国や会社が続々と出てきています。例えば、ノルウェーやコスタリカ、ニュージーランドは国家レベルでカーボンニュートラル化を目標とする政策を打ち出しています。また、イギリスの大手銀行HSBCは2005年にカーボンニュートラルを達成したことを発表し、ネット事業世界最大手のグーグルやパソコンメーカー世界最大手のデルなどは、2008年中のカーボンニュートラル達成を宣言しています。

カーボンニュートラルに向けての具体的な取り組み

最近では、CO2排出量削減が全世界的な課題となる中で、カーボンニュートラルに近い(あくまで「近い」であり、完全にカーボンニュートラルなわけではありません。)バイオマス燃料であるバイオエタノールに注目が集まっています。原料としてはトウモロコシやサトウキビ、甜菜、サツマイモやジャガイモなどといった農作物が主に使われています。今後カーボンニュートラル化がさらに推進されるのに伴い、バイオエタノールの需要が拡大していくことは間違いありません。また、従来の石油原料のプラスチックの代替として、トウモロコシを原料としたバイオプラスチックも開発されています。強度や精度で従来のプラスチックに劣るという弱点はあるものの、カーボンニュートラル化が推進される中で今後の技術革新により、これらの課題が解消されることを期待したいものです。

カーボンニュートラルについてのまとめ

以上、カーボンニュートラルについて簡単にまとめてみました。カーボンニュートラル化に向けて食糧の燃料化・素材化の需要が高まっていますが、それによって世界的に食糧価格が高騰するといった新たな問題も引き起こされています。そんな中、日本の自動車メーカーのマツダは食糧と競合しないセルロースを原料としたバイオプラスチックの開発に着手したと発表しました。今後はこうした食糧ではない植物を原料とする技術開発によって、カーボンニュートラルと食糧供給を両立させるための取り組みが世界的に活発化しそうです。

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