気になる言葉.com

街で気になる言葉を集めた情報サイトです。

カーボンオフセットは温暖化対策になるか?

   

carbonoffset

カーボンオフセットという言葉が最近ニュースでよく登場しています。カーボンオフセットとはそもそもどういう意味なのでしょうか?カーボンオフセットとは一言で言うと日常生活で排出したCO2(二酸化炭素)を相殺する活動のことです。CO2削減対策として最近日本でも注目を集め始めているカーボンオフセットについて、簡単にまとめてみたいと思います。

スポンサーリンク


カーボンオフセットってどういうこと?

カーボンオフセットとは、私たちが日常生活をする中で排出するCO2を、その排出量に見合ったCO2の削減活動に投資することによって、CO2の排出量を相殺し、実質的にゼロにしようという活動のことです。

具体的には、植林や森林保護、太陽光発電などのクリーンエネルギー事業への投資、発展途上国でのCO2削減活動への協力などのことを一般的にカーボンオフセットと呼ぶことが多いようです。元々このカーボンオフセットは、1997年にイギリスのNGO団体が始めたとされ、既に欧米などの先進国ではカーボンオフセットがかなり浸透しています。

カナダのように国家戦略としてカーボンオフセットを推進している国もあります。カーボンオフセットに遅れをとっていた日本でも、最近になって環境庁が指針を出したことにより、カーボンオフセットを行う事業者が急速に増えてきているようです。

身近に行われているカーボンオフセット

私たちの身近なところでも、カーボンオフセットが行われるようになってきています。例えば、日本郵便は2008年の年賀状から、「カーボンオフセット年賀」を販売しています。これは通常の年賀状価格50円に加えて、5円の寄付金を上乗せしており、この寄付金がカーボンオフセットとしてCO2削減事業に投資される仕組みです。

また、旅行代理店の日本旅行では、「カーボンオフセット旅行」という旅行中に排出したCO2の量に対して、お客がオフセットする量を選択して、その分の料金をカーボンオフセットのために支払うという旅行パックを開始しました。さらに、コンビニエンスチェーンのローソンでは、店内にある情報端末Loppiで、CO2の排出枠を1,050円から現金やポイントで購入できるようになりました。このように、カーボンオフセットを導入した商品・サービスは2008年に入ってから続々と登場しています。

カーボンオフセットについてのまとめ

以上、カーボンオフセットについて簡単にまとめてみました。身近な商品やサービスに上乗せして料金を払うことでカーボンオフセットに誰でも簡単に参加できるという仕組みは大変素晴らしいと思います。しかし、外国ではカーボンオフセットと称して客からお金を集めておきながら、カーボンオフセットに投資しなかったという事業者が現れたり、投資された事業が思ったほどの成果を上げなかったといった課題も浮き彫りになっています。消費者が納得してお金を払えるようになるためには、投資したお金の流れの透明性やCO2削減事業の具体的な成果を今後いかに上げていくかが問われることになるのではないでしょうか。

 - 時事用語 ,